文学フリマに行ってきた

 自分が所属して知るサークルが出店しているので、そのお手伝いとして文学フリマに行ってきた。(F16 早稲田大学文芸創作会ことのは)
 本当は手伝いをする予定はなかったが、もともと行くつもりだったため、そのついでとして手伝いすればいいやと思い、朝の準備から売り子をやりつつ会場をフラフラして、他のサークルの作品をいろいろ物色したりして、最後の片付けまでいた。
 以下、買ったものと一言(買ったもの順)

 -U02 探偵小説研究会 『CRITICA』5号
 --始まって真っ先に行ったサークル。いつも買っているし。今回も評論のクオリティは高かったが、いい加減「X論争」はやめてほしい。
 -O01 ずんだ文学の会 『ずんだ文学』2・3号
 --twitterでここの情報を得たので。第1回創元SF短編賞受賞者の松崎有理氏のインタビューは面白かった。
 -I05 @asa_hit 『てるてる❤はあと』・『ミスカトニック大学留学日記』
 --クトゥルーと聞いて。
 -I01 エディション・プヒプヒ 『世界最古のもの』・『忘れられた錬金術師』
 --未訳の海外SFを翻訳しているサークルとのこと。タイトルに惹かれたものを購入。
 -F10 倉田タカシ 『お困り日誌』
 --無料で配っていたもの。シュールさはなかなか。
 -V20 書評王の島 『書評王の島』3・4号
 --これも豊崎社長がtwitterで宣伝していたので。「メッタ斬り!」とか「原稿料公開」とかいろいろ面白いものがあったが、何よりも嬉しかったのは社長本人からサインをもらったこと!「宇宙変態ヤマト」

 買ったものが少ないのはお金がなかった(給料日前だった)、友人が買ったものと交換すればいい、という理由によるもので、決してつまらないものばかりで買うものなってありゃしなかったぜ!とかじゃないよ。
 文学フリマ全体の感想としては、ライトノベルサークルがとても多いな、という印象があった。ファンタジーやSF系のサークルが多く、ミステリ系のサークルは大学のミステリ研を除けば10サークルはなかった。ホラー系も似たような状況。

 さて、来年の文学フリマは6月12日と11月3日です!今回とても悔しかったのは、自分が所属するワセダミステリクラブが出られなかったこと。
 で、僕が文学フリマの担当者(つまりは編集長)になったので、ガンガン参加しますぜ!頑張るぞ〜

僕はどのようにしてクトゥルー信者となったのか

 いきなり自分語りか……。まあ、いいか。大学のサークル内で「クトゥルーの人」みたいに言われているようだし。
 
 てなわけで、僕はどのようにしてクトゥルー神話にはまっていってしまったのか?

 初めてクトゥルー神話およびラヴクラフトの名前を知ったのは、笠井潔『ヴァンパイヤー戦争』の笹川吉晴の解説。この本は角川版ではなく、講談社文庫版。表紙絵がTYPE−MOONのやつ。
 ちょうどこの本を読んだ時、創元推理文庫の『ラヴクラフト全集』の別巻が出ていて、手に取ったけどその時は何が何だか分からず、買わなかった。
 で、大学に入った後、魔がさしたのか創元推理文庫版『ラヴクラフト全集』を買っていた。とはいっても、一気に全部読みとおすことはなく、細々と読んでいたけど。段々読んでいくうちにこれ、面白いんじゃねと思ったが最後、気が付いたら創元推理版『ラヴクラフト全集』(全9巻)はもちろん、青心社『クトゥルー』(全13巻)、国書刊行会『新編 真ク・リトル・リトル神話体系』(全7巻)が自分の本棚にあった。どういうことなの……。
 あとは転がるように大量のムック本を買い、そこにのっていた本をまた買い、という連鎖が続くことに。こんなことをしているうちに、ついには新刊で買う本がほとんどなくなり、古本屋で現在絶版の本を探すことになってしまっていた。
幸いなことに、ないな〜、と探していたロバート・ブロック『アーカム計画』が復刊したのは本当にうれしかった(ありがとう東京創元社さん!)。
 というわけで、クトゥルー関係の本をだいたい読んだ僕は、次にラヴクラフトに影響を与えたとされるポー、ダンセイニ、マッケン、ブラックウッドの本を読むことになりました。
 それから、クトゥルー神話関連本だけでなく、いわゆる怪奇・幻想文学という名がつく小説を読み、現在に至る。

 以上で、よくわかんない自分語り終わり!

 結局、クトゥルー神話の何が自分をこうも熱狂させたのか、いまいちよく変わらない。人に聞かれた時も、「雰囲気ですかね」と答えていたけど、やっぱりそれ以外にはない気がする。好きな邪神とか、質問されても困る。
 もちろん、クトゥルー神話シェアード・ワールド作品なので書く人によって雰囲気は異なる。でも、「邪神に翻弄されるちっぽけな人間」というテーゼを僕はかなり気に入ったんだろうかな。そのためか、気合いで邪神を倒すという作品がそれほど好きじゃない。本来のテーマと異なるような……。でも、そういう作品が受け入れられるということもクトゥルー神話の長所だろう。

 さあ、みんなクトゥルー神話読もうぜ!

ブログを始めてみた

 タイトル通りブログを始めてみました。twitterをやっていていろいろと長い文章を書きたいな〜とか、思うようになったので。
 ここに書こうかと思っていることは山ほどあるのでどうしようかと思っています。とりあえず、本の話がほとんどかな、自分でも小説を書いているし。
 あと、クトゥルー神話東方Projectに興味があるのでそちらについてもいろいろと書くつもりです。
 というわけで、よろしくお願いします。